2月の途中

いつもの見慣れた景色が

昨日とは違って見える

多分明日も違って見える

でも明後日はいつも通りに見えるかも


空に突き刺すように高く伸びる煙突

灰色の重い雲に繋がる様に吐き出された煙

雲と重なったとき煙はどこを彷徨う

あの分厚い雲の上には

きっと輝いてる景色があるのだろう

でもこっからは見えない

どんなに大きく息を吸い込んで吐き出しても

雲の向こうには行けない

いつか私もあの煙になって

雲を通り越して彷徨う日が来るのだろう

私は今

なんて言われたら救われるのだろう

私は今

誰になんて言葉を求めてるのだろう

いつもと違う景色を見に

独り旅に出たい


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