3月春日和


自由を求めて

辿り着いた場所は自由でなく

更に自由を求めて

辿り着いた場所に自由を忘れ

夢を求めて

行き着いた場所は夢もなく

更に夢を求めて

行き着いた場所で夢を見る

ずっと

無くなる瞬間に後悔をしたくないって

でも違う気がしてきた

後悔を失ったら

求めるモノを失ってしまう

何かを手にしたくて

私は明日が来るのを待っている

全てに満足してしまったら

全てに欲を失うって事のようだ

全てに失望してしまうって事のようだ

それぐらいなら

この先に進めば何かがある

って

見えない何かを求めて歩いていたい

そして

無くなる時に

見えない何かを感じられれば良い

きっと

わたしは

影ふみの鬼なんだ

きっと

わたしは

わたしの

影を踏めない鬼なんだ


34歳で亡くなってしまった君へ届いて欲しい


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